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【上海摩天楼】万博で史上最大の集客作戦 玉三郎さんの「昆劇」上演も

2009.9.3 15:55産経

日本の歌舞伎界を代表する女形、坂東玉三郎さんが今年3月、中国伝統劇「昆劇」を江蘇省蘇州市で演じた際のパンフレット。来年の上海万博でも上演する方向で調整している 中国上海市で2010年に開かれる「上海万博」の開幕まで240日を切った。金融危機のあおりで最後まで資金不足に悩んだ「米国館」も含め、240以上の国や国際機関など、ほとんどのパビリオンが着工し、会場内の槌音もいよいよ高まってきた。日本の政府と企業が共同でプロジェクト総額130億円を投じる「日本館」も建設工事が急ピッチで進んでいる。

 上海万博では来年5月1日から10月31日まで184日間に及ぶ期間中に、延べ7000万人の入場者が見込まれている。万博事務局イベント部の金濤氏は「パビリオンなど常設展示に加え、タイミングをとらえた多彩なイベント開催が入場者の誘致でも重要な役割を占める」と話す。万博会場内には30以上のイベントスペースがあり、各スペースで1日3回、期間中に2万回近いイベントが繰り広げられる計画だという。

 イベントは開幕式典など主催者側が行うものと、舞台演出など出展者側が行うものとに分けられる。05年の愛知万博では合わせて約1万1000回のイベントが行われ、入場者の50%にあたる1090万人が鑑賞した。史上最大規模をめざす上海万博では1日あたり20万人、期間中に3500万人以上が鑑賞すると、事務局はみている。

 出展者側が開催するイベントは事務局による事前の内容審査が必要だ。8月下旬までに寄せられた約700のイベント案のうち、3分の1を超える約240件が日本関係だった。金氏は「過去5回の万博経験がある日本は実に経験が豊富だ」と舌を巻く。日本関連の特別行事が行われる「ジャパン・デー」は6月12日で、その後1週間を「ジャパン・ウイーク」と銘打つ。

 その「目玉」となりそうなのが歌舞伎界を代表する女形、坂東玉三郎さんによる中国の伝統劇「昆劇」の上演だ。日本政府関係者によると「ジャパン・デー」前後に、会場内の演芸センターで上演する方向で調整が進んでいる。板東玉三郎さんは、昆劇の代表的演目「牡丹亭」を昨年3月に京都、同5月に北京、今年3月に昆劇のふるさと江蘇省蘇州市で上演し、いずれも好評だった。11月には上海でも上演する予定で、万博への参加にも意欲をみせている。


 また、「日本館」では日中の著名な演出家2人の手によるミュージカルを毎日上演する計画だ。日中をつなぐ象徴として語られる国際保護鳥「トキ」の復活がテーマで、人々の「心のつながり」を訴える。演出に起用されたのは「座・高円寺」の芸術監督の佐藤信さんと、上海出身で香港を中心に活躍しているダニー・ユン(栄念曽)さん。2人は沖縄で舞台を共同制作したこともある間柄だ。

 ミュージカルは「日本館」の第3展示ゾーンで1日35回上演する予定。全員オーディションで選ぶ中国人が出演する。国の特別天然記念物でもあるトキは03年に日本産野生種が絶滅。新潟県佐渡市で、中国から贈られたつがいの人工繁殖に成功し、そのうち10羽が昨年9月に野生を復帰めざし放鳥されるなど、日中の関係を物語る存在としてクローズアップされている。

 GDP(国内総生産)の規模で年内にも日本を追い抜き、世界2位になることが確実視される中国。入場者7000万人の95%と見積もられる中国人に文化交流を通じ、いかに「日本と日本人」を正しく理解してもらうか。時として反日感情をむきだしにする中国との「大人の関係」を築く契機にしたいと日本政府関係者は考えている。イベントも“お祭り”の枠を超えた使命をもっているようだ。(上海 河崎真澄)
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われ日本の伝統芸能を愛す。そのため記事をここに書きとめ候。参考にされるならば、またうれし。ともに伝統芸能にはまろうではないか。
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あれ、どこで読んだんだっけなと探すことが多いので、ここにたんたんと書き留めることにしました。最新あり、遅いのもあり。鷹揚のご見物を♪


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