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<歌舞伎>増える地方での公演 魅力を身近な舞台で

2009年8月1日東京

 このところ、歌舞伎の地方公演が盛んだ。公文協による「松竹大歌舞伎」の全国巡業が有名だが、ほかにもさまざまな地方公演がある。このうち、中村勘太郎・七之助兄弟らの「錦秋特別公演 芯」(10月)と、片岡愛之助らの「永楽館大歌舞伎」(兵庫県豊岡市出石(いずし)町、今月4~11日)を紹介する。来年五月以降、東京・歌舞伎座が建て替え工事に入れば、ますますこうした地方公演が増える見通し。 (小林泰介)

 勘太郎・七之助兄弟の「歌舞伎」と「和太鼓」「津軽三味線」の担い手らが一堂に会する「錦秋特別公演 芯」が十月八日、東京・町田市民ホールを皮切りに同十七日、五反田・ゆうぽうとホールなど、全国九カ所で行われる。

 これまで勘太郎・七之助による歌舞伎「錦秋特別公演」が平成十七年から毎年開かれてきたが、今回はさらにスケールアップした競演となる。

 演目は、世界的に活躍する和太鼓奏者、林英哲&英哲風雲の会によるオリジナルの和太鼓組曲「澪(みお)の蓮(はす)」から、今回の「芯」をテーマに再構成された「序」「山幸」「天芯」「海幸」。

 津軽三味線では高橋竹山最後の内弟子・高橋竹童による「津軽じょんから節」、

オリジナル曲「郷愁」「おわら風の盆」「即興曲」。

 勘太郎・七之助による幻想的な歌舞伎舞踊「二人椀久」。

 さらに藤間勘十郎演出・振付、田中伝左衛門、林英哲音楽監修による出演者全員初のコラボレーション「芯」の全四部構成。

 「これまで日本の邦楽や伝統芸能の中で、実はありそうでなかったこと。しかも高度なレベルでできることが素晴らしい」と英哲。

 歌舞伎舞踊と初共演となる竹童も「津軽三味線は即興性の強い芸能ですが、基本的にアドリブのない舞踊と一緒に間を楽しめるのではないか。勘太郎、七之助さんには、楽はさせませんよ(笑)」。

 「日本人としての心、揺るぎない心、芯の通った心をテーマに日本を代表する伝統芸能の初めての競演を通じて、大切な心を感じていただきたい」と勘太郎が結んだ。

 7千5百円ほか。(電)03・3583・6766(Zen - A=ゼンエイ)。

◆暑さに負けない熱気を
 「永楽館大歌舞伎」の公演があるのは、明治期に造られ、近畿地方最古の芝居小屋とされる「出石永楽館」。

 演目と出演者は、「菅原伝授手習鑑(かがみ)・車引」で三つ子の兄弟の梅王丸・片岡愛之助、松王丸・坂東薪車、桜丸・中村壱太郎、敵役の藤原時平・市川男女蔵、歌舞伎舞踊「藤娘」藤の精・壱太郎、「弁天娘女男白浪(めおのしらなみ)」弁天小僧菊之助・愛之助、日本駄右衛門・中村翫雀ら。

 三日夜には出演俳優のお練りがあるほか、八日に薪車、壱太郎による「歌舞伎鑑賞教室」も開かれる。

 愛之助は「車引」を上方の演出で行うという。「壱太郎さん、薪車さんと三人のチームワークで暑さに負けない熱気のある舞台を見せたい」と話し、「弁天娘~」では「『知らざぁ言って聞かせやしょう…』のセリフで有名な作品。音羽屋のおじさん(尾上菊五郎)に教えていただいて、一生懸命勤めます」。

 「出石永楽館」は明治三十四年、町の常設芝居小屋として開業、出石城の仙石氏の家紋「永楽銭」にちなんだ名前を付けた。太鼓櫓(やぐら)を持ち、興行の際は太鼓を打ち鳴らしたという。昭和になると、映画の上映が主流となり、同三十九年に閉館された。昨年七月、四十四年ぶりに復元されて歌舞伎のこけら落とし公演があり、今回は二回目の歌舞伎上演。

 独特の赤茶色の土壁と大きな切妻壁、長さ二十六メートルの壁面や廻り舞台、奈落、花道、スッポンなど明治期の劇場機構が今に残る貴重な芝居小屋(豊岡市指定文化財)。問い合わせは(電)0796・23・1160(豊岡市文化振興課)。
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われ日本の伝統芸能を愛す。そのため記事をここに書きとめ候。参考にされるならば、またうれし。ともに伝統芸能にはまろうではないか。
なんちゃってね。
あれ、どこで読んだんだっけなと探すことが多いので、ここにたんたんと書き留めることにしました。最新あり、遅いのもあり。鷹揚のご見物を♪


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