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<歌舞伎>片岡亀蔵 キラリ存在感 名脇役 三枚目から悪役 主役光る舞台を

2009年7月11日 東京

 「シンをやる役者じゃない」と謙遜(けんそん)するが、三枚目から悪役までこなし、名脇役として存在感を示す片岡亀蔵(47)。「らくだ」では、馬太郎役の死体の演技が天下一品と評される。納涼歌舞伎シーズンともなれば、さらに価値が高まる役者だ。この季節は「お化けのことなら亀蔵」といわれるほど引く手あまた。個性派俳優として定評がある亀蔵の怪談話は…。 (富沢慶秀)

 傑作古典落語が題材の「らくだ」。フグにあたって頓死した通称・駱駝(らくだ)の馬太郎役が秀逸というのも、性格俳優としての亀蔵の面目躍如だ。

 舞台ではギョロッとした目が印象的な怖いマスクだが、素顔の亀蔵は色白で、むしろ優しさを感じさせる。

 納涼歌舞伎でおなじみの「四谷怪談」のお岩を演じる女形役者から、メークなどで相談を受けることも多い。「私自身はお化けばかりやっているわけではない」と苦笑する。

 今月は東京・渋谷のコクーン歌舞伎「桜姫」(30日まで)で、入間悪五郎役。四代目鶴屋南北が得意とした因果話や幽霊などの怪奇趣味がちりばめられた作品だが、「あえて奇をてらうわけではなく、表現方法としては、昔通りにノーマルに分かりやすくやるだけ」と、オーソドックスな舞台を目指している。

 「周囲をしっかり固めることで、主役の演技がひかる」。その言葉には脇役の心意気がのぞく。

 声量のある太い声に特徴がある。「生来の悪声でコンプレックスがあった。声変わりで逆に高い声になった」とも。

 青山学院高等部時代は、「学校へ通いながら、土日は必ず映画館で怪談映画ばかり見ていた」。歌舞伎に生かせないかという気持ちもあり、その数は五百本を超えたという。

 このジャンルに関しては第一人者と自負し、相談にも快く応じて適切なアドバイスができるのも、これまでの努力のたまものである。

 霊的感覚も人一倍鋭い。九州の劇場を回ったとき、宿舎のホテルがどうもなじめなかった。体がだるくなるだけでなく、左肩が動かなくなってしまった。整体師にもみほぐしてもらって、やっと舞台を勤めることができた。

 「どこへ行ってもそういう場所ってあるもんなんです」。それが当然のことで、そんなことをいぶかしく思う方が不思議とも。「父親が亡くなったとき、ほかの家人が寝室に去った後、遺体と一晩過ごした。夜通し、周囲がギシギシ鳴っていた。父は未練を残していたんだなと思った」

 父親は五代目片岡市蔵。兄が市川團十郎一門の六代目市蔵で、こちらも性格俳優として定評がある。

 昭和四十四年に四代目亀蔵を襲名、二世尾上松緑、初代尾上辰之助(三世松緑追贈)のもとで修業した。

 最近では中村勘三郎からよくお呼びがかかる。同じ片岡でも屋号は仁左衛門家が「松嶋屋」で、市蔵家は「松島屋」。
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われ日本の伝統芸能を愛す。そのため記事をここに書きとめ候。参考にされるならば、またうれし。ともに伝統芸能にはまろうではないか。
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あれ、どこで読んだんだっけなと探すことが多いので、ここにたんたんと書き留めることにしました。最新あり、遅いのもあり。鷹揚のご見物を♪


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